//ルパン三世カリオストロの城(伯爵に凄まじく都合がいい解釈編)

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はじめに

 今回の記事は「ルパン三世 カリオストロの城」を、作中の悪役であるカリオストロ伯爵に凄まじく都合よく脚色して解釈したものだよ。あくまでジョークとして読んでね

 アイキャッチ画像はクラリス姫を誘拐した卑劣な凶悪犯罪者ルパン三世のゲス顔です。

カリオストロ公国について

 作中で描写されているカリオストロ公国についてまずは見ていきましょう。作中のセリフでは
「人口3500人、世界で最も小さい国連加盟国だよ」という話でした。現実世界での国連加盟国で最も人口が少ないのがモナコの35000人だそうなので、これは相当小さいですね。

 国は豊かな緑と水に覆われたのどかな様子で、明確に描写されているわけではありませんが主要産業はおそらく農耕と畜産業、それに観光業でしょう。終盤の方で地元の人が大司教様に頼んでヤギに祝福をしていたりしていたので畜産に関してはほぼ間違いないはず(まあこの地元の人、次元の変装なんですけれども)

 観光地に関しては、国の中心にある時計塔と城下町のレストランで食べられる大盛りミートボールスパゲッティが有名なようです。特に時計塔で行われる予定のカリオストロ伯爵とクラリス様の結婚式は世界中から観光客やマスコミが訪れるようです。(ちなみに友達に教えてもらったんですが、USJで期間限定でオープンしていたルパンレストランであのスパゲッティが食べられたらしいです)

 また、他には非常に高い印刷技術を持ち「本物よりも精巧」とさえ評価された偽札、ゴート札を作っています。近年質が落ちてきたという話もありますが、国営カジノの金庫に入っていてもバレない程度には高い品質を誇り、ルパンですら一見しただけでは気が付かなかったほどのレベルをキープしたまま大量生産が可能というレベル。

 ……何?偽札作りは産業じゃなくて犯罪だろうって?何を言いますやら。こんなろくすっぽ資源もないような国で国民を食わせていくにはこうでもしなきゃやっていかれないんですよ。必要悪ということでぜひ皆様方には目を瞑っていただきたい。

 とりあえず、以上を前提として本編の方を見ていきましょう

凶悪犯罪者集団ルパン一味、カリオストロ公国に侵入

 カリオストロ伯爵とクラリス姫の結婚式が間近に迫り、のどかなこの国も珍しく全体的にお祭りムードが漂う今日このごろ、なんと花嫁のクラリス姫が誘拐されてしまうという事件が発生しました。逃げ出したクラリスをルパンが保護しただけ?そんなことは知らん。

 しかし、この国の警察を兼ねる衛兵は優秀な人材が揃っているようです。即座に凶悪犯ルパン一味を補足して追跡、車両と船の二面作戦により崖下に転落したクラリス姫を無事に保護します。

 それだけに留まらず、姫の誘拐に失敗して城下町に潜伏したルパン一味を即座に捕捉し、その日の夜のうちに暗殺専門の特殊部隊を送り込めるほどに捜索能力が高い。とても人口3500人の小国の警察組織とは思えないほどに訓練されていますね。

 捜査能力も高ければ戦闘能力も素晴らしい。暗殺専門特殊部隊「カゲ」の皆さんですが、正面から侵入すると見せかけて、気配に気がついてドアの前で構えていたルパンたちを、屋根の上から奇襲してみせます。ルパンたちは何とか反応して応戦してきますが、これは相当に訓練されてると見て間違いないでしょう。

 彼らの戦闘スタイルは白兵戦がメインで銃器などは用いないようですが、これはおそらく敵が市街地に潜伏していたからでしょうね。民間人がいる中で下手にぶっ放して流れ弾を出したら大変です。最も、次元はそんなことにお構いなしに平気でマグナムぶっ放していますが。

 と思ったら、カゲの皆さんどうやら防弾装備を身に着けていたようです。至近距離からぶっ放された.357マグナムを物ともせずに戦闘を続行しているではありませんか。ちょっと信じられないくらいに鍛えられてますよこの人達。

 現実の防弾チョッキというのは詳細なスペックというのはあまり公開されていないようですが、内部にセラミックプレートを入れたものの場合、10kgを超えることもザラにあるようです。これを装備した上で軽装の二人を相手に近接戦闘で互角に立ち回るとか、お前ら亀仙流の修行でもしたのか?と聞きたくなるレベルですね。

 更に信じられないことに、彼ら後半の方だとこの装備の状態で泳いだりしてますし、次元にシモノフPTRS対戦車ライフルで撃たれたりもしています。(流石にこのときは吹っ飛ばされていましたが、貫通はしていない模様)これ一昔前の戦車相手なら貫通できるくらいのシロモノですよ?100mの距離から30mmの装甲ぶち抜ける弾丸食らっても戦闘続行可能って、練度とか通り越してもはやこいつら人間とは思えません。よほど訓練が行き届いていたんでしょうねぇ……

カリオストロ伯爵の素晴らしい統治

 そんな彼らのボスであるところのカリオストロ伯爵。部下が優秀なら上司も当然優秀なのでした。日々の執務の合間を縫っては、趣味のオートジャイロで国内を空から見て回っています。こうやって国内に異常がないか、自分の目で見て回るのも仕事の一環なのでしょうね。実益を兼ねた素晴らしい趣味です。(しかも単独飛行で城の上の発着場に正確に着陸させられるほどの腕前)

 ゴート札の製造に関しても、彼は素晴らしい手腕を見せています。それまで手作業で行われていた偽札作りに、大量生産可能な最新鋭の印刷機を導入して近代化。こうして作った偽札で世界中にコネクションを作り、ICPOや国連にまで裏から手を回せるほどのコネクションを構築しています。完成品のクオリティチェックも自らの手で定期的に行っているようで、「このところ質が落ちてきているようだ」という発言もしていました。

 更には、世界を股にかける凶悪犯罪者が結婚式を襲ったとしても彼は怯みません。自ら花嫁の前に立ちサーベルを抜き、一歩も退くことなく相対します。まさに現場第一主義の、理想的な上司と言えるのではないでしょうか。

 一方、前述の城下町のレストランの店員には「伯爵は有名な女たらしなのよ」などと言われちゃったりしています。作中描写されていないだけで、平時は案外オートジャイロ以外にも頻繁に城下町に出向いて国民とコミュニケーションを取ったりしていたのかもしれません。店員の彼女や周囲の人も結婚自体は祝福していたのを見ると、案外彼は気さくで国民からの人気も高かったのではないでしょうか。

 一方それを聞いたルパンは「オレとおんなじだ、今晩どう?」とゲスい顔で店員に襲いかかろうとしているではありませんか。君のお祖父様は「怪盗紳士」の異名を持つほどのジェントルマンだぞ。恥ずかしくないのか?

そして始まった結婚式

 紆余曲折ありましたが、結婚式当日でございます。予告状どおりに、ルパン一味がやってまいりました。それに対して、自ら武器を取り悪党に対峙する伯爵。男らしいですね。

 一方悪党はといいますと、尋常なる決闘を放棄した上で、周囲にロケット花火をバラ撒いて逃走を試みます。何てことしてくれるんだ。横にはクラリス姫、周囲には各国からの来席者がいっぱいいるんだぞ。花嫁に火傷でもさせたらどう責任取るつもりなんだお前は。とどめの捨て台詞に人をロリコン伯爵呼ばわりまでしてきますし。

 闘争したコソ泥を、部下を率いて追いかける伯爵。奴を時計塔の機関部に追い詰めることに成功しました。部下たちは危険な機関部の中で、全くためらうことなくルパンに立ち向かっていきます。いくら訓練されているとはいえ、こんな危険な場所に躊躇なく突っ込んで世界レベルの凶悪犯罪者に立ち向かっていけるとは。彼らは練度だけではなく伯爵への忠誠心も相当に高い様子ですね。前述の現場第一主義の上司という評価はきっと間違っていないはずです。

 しかしながら、部下の一人が動く歯車に巻き込まれて殉職してしまいます。それを見るや伯爵は「お前たちは階段を使え!」と的確な指示を出し、退路を塞いだ上で自ら機関部に乗り込んで、騎士道に則った決闘を仕掛けにいきました。危険地帯に部下を向かわせることを良しとせず、1対1の決闘を望むとは高潔。男の中の男と呼ぶにふさわしい。

 決闘を放棄して逃げ回るルパンを追い詰め、国宝である2つの指輪を取り返すことに成功しましたが、最後の最後で悪党の卑劣な罠にハメられて伯爵は時計の針に挟まれ圧死してしまいます。その若すぎる死に、カリオストロ国民は悲しみに暮れたことは想像に難くありません。

奴はとんでもないものを盗んでいきました

 ルパンの卑劣な罠によって、時計塔は崩壊してしまいました。さて、冒頭で私はカリオストロ公国の主産業について書きましたね?農業、畜産業、観光業、ゴート札製造の4つです。なんてこったい公国の主産業の一つを潰しやがったぞコイツ。

 しかも仕掛けが作動して水門が開き、城下に大量の水が流れ出したではありませんか。このシーン、時計塔は深夜2時45分を示していました。おそらく殆どの国民は寝ている時間です。避難が間に合わず溺死した人間が少なからずいたことでしょう。

 話はまだ終わりません。カリオストロ公国の正確な位置は不明ですが、ヨーロッパで背景の山に雪が積もっているのを見る限り、スイスあたりがモデルなのではないかと言われています。スイスの農業のメインはジャガイモだそうですが、この作物は荒れた土地でも栽培できることがメリットです。逆に言うと、水はけの悪いところでは腐りやすくて栽培が難しいんだとか。

 そこに水門開いて一気に水が流れ込んだわけですよ。ジャガイモも牧草もおそらく全滅です。カリオストロ国民は津波から生き残っても、明日食べる食べ物に困る事態に陥ったと思われます。主産業4つのうち3つ壊滅しました。

 とどめにゴート札、中盤で忍び込んだルパンと捜査に来た銭形が地下の偽札工場に火を放った上に、衛星放送で偽札工場の実態を暴いちゃってますからね。ラストで原版は不二子ちゃんが持ってってるし、壊滅と言っていいでしょう。というより、国営カジノの金庫にも紛れ込んでるくらいですから下手すりゃ世界的なデフレが起きるぞ。

 そんなこんなで、カリオストロ公国の産業4つは壊滅してしまいました。

「やつはとんでもないものを盗んでいきました、カリオストロ公国国民3500人の生活です」

 クラリスはこのあと国を立て直すのに相当苦労したに違いない。

おしまい!

MaEm

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