第玖地砦

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第玖地砦の側面図、俯瞰図を以下に示す。


地表:第玖地砦表層。汚染はさほど進んでいないものの、結晶獣からの頻繁な襲撃があるため生活・生産のどちらのも適さない。第四層から上げられた迎撃武装が立ち並び、下層を防衛している。地表に排気口を持つ強制換気システムの稼働率低下は第玖地砦の全ての住民にとって死活問題となるため、迎撃は結晶獣を近寄らせないことを目的とはせずに、強制換気システムの損傷を最低限に抑えることを主目的として配置されている。

第一層 迎撃区画:深度0~350m。地表防衛線が突破された場合、この区画で本格的な結晶獣迎撃を行う。迎撃施設として電磁砲塔レイルキャノン音響欺瞞装置ノイズメーカー汎用装甲版マルチシールド、およびそれらを適切な位置に移動させるためのレールが備えられている。雑多に施設増強を繰り返したような複雑怪奇な印象を受けるが、これは意図的にそういった複雑な地形となっており、結晶獣の侵攻を少しでも遅らせることを目的としている。この流動的な迎撃システムは、施設の稼働率の向上という副次的な効果を持つ。
 また、ラジアルシャフトを介してA~Dまでの4つのシャフトが構築されており、各種の訓練や迎撃施設の緊急退避・応急整備場所として使用されている。
 迎撃区画の防御に関しては垂直方向の強固さに対して、ラジアルシャフトのある水平方向の防御能力は意図的に落とされている。これは防御の隙をわざと見せることにより結晶獣を誘導し、機動の制限されるラジアルシャフト内で火力を集中させることを意図した設計である。

第二層 生産区画:深度350~450m。第玖地砦全体の食糧や衣服など、生活必需品を生産するための区画。中央のメインシャフトでは主に農業生産を行い、外側のサブシャフトでは畜産・海洋生物の養殖研究などが行われている。
 このエリアは第一層の防衛線が突破された際には最終防衛ラインとなるが、それは生産区画の住民の生存を度外視した計画と言っても過言ではない。

第三層 商業区画:深度450~600m。軍人・民間人を問わず多数の住民で賑わう、第玖地砦の商業面での中心区画。一方、サブシャフト側に見られる傾向ではあるが一部地区はあまり治安が良くなく、出入りには相応の注意が必要とされる。

第四層 軍部区画:深度600~1000m。軍部の中心施設の存在する区画。この区画では直接的な戦闘ではなく、兵站・教練・補給などといった支援、新兵器の開発などといった事が行われている。
 第四層で整備・新規製造された迎撃施設はエレベーターシャフトを利用して第一層や地表に送られ、逆に整備を必要とする施設はシャフトで降下させて整備を行う。

第五層 電源区画:深度1300m以下。地熱発電の原理を用いて第玖地砦全体に電力と水を供給している区画。この区画の損傷は換気システム・食糧生産・迎撃施設の稼働と言った第玖地砦の機能全ての停止を意味するため、他の区画以上に厳重な防御が敷かれている。

エレベーターシャフト:第玖地砦を垂直に通るシャフト。シャフト内部には電気・空気・水などの生活インフラを供給するシステム、および上下移動用のエレベーターが備え付けられている。
 エレベーターは平時は誰でも利用でき、定時ごとに発着するエレベーターに相乗りすることで他の区画への移動ができる。
 一方、有事の際には軍の専用となり兵力の運搬、吸血騎の移動経路となる。

外層シャフト:基本的に役割はエレベーターシャフトと同一であるが、こちらは平時含めて完全に軍専用となる。輸送能力そのものは劣るが、吸血騎が単騎で移動することも可能となっているため迅速な戦力展開が可能となっている。

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第玖地砦の設計当時は、第二層までしか存在せず、電力は太陽光発電という天気に左右されやすい非常に性能の低い発電方法に頼らざるを得なかった。それを第玖地砦の過去の住民が拡張を重ね、結晶獣に対して本格的な戦闘のできるだけの施設に仕上げている。

なお、現在も第玖地砦は拡張を続けられ、深度方向・水平方向問わずに日々強化されている。

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またエクセル方眼紙ですか???
はい、すんませんでした。技術者失格ですホントごめんなさい。誰かこういう空想地図的なの書くのに適したツールとか教えてください。

あと1000m以上掘ったら地熱でとても人間が済める環境じゃないんじゃないかって?それはノーコメント。ちなみに2.5~3℃/100mぐらいのペースで地熱は上がっていくらしいです。

コメント

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