絶賛工場実習中のMaEmです。ようやく実習二週間って事でね、まあ体力的にも仕事内容的にもだいぶ慣れてきました。
俺二週間同じことしかやってなくね?
そりゃあ慣れるよね、だってこの二週間ほとんど同じことしかやってないもん。一応少しはフライス(でっかい回転のこぎりみたいのをイメージしてください)とかボール盤(穴を開けるドリルみたいな感じをry)とかベルトサンダー(めっちゃ早く回るベルトコンベアに紙やすりを付けたようなry)とかちょこちょこっとは使いましたが、基本的にはリューターという機械を使ってひたすらバリ取り作業です。
リューターというのは簡単に説明すると、歯医者さんで歯を削るドリルあるじゃないですか。あれをでっかくしたような感じの機械で、アルミだろうが鉄だろうが、あるいはMaEmの指先だろうが容赦なく削り取っていくことができます。作業する時は皮手袋をはめておきましょう。
※リューターに限らず回転工具を使う時は、必ず布の軍手ではなく皮手袋を使いましょう。毛先が回転に巻き込まれてエライことになります。最悪指と本体がサヨナラします
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ちなみに上に貼ったのはプラモとか削る奴で多分金属は文字通り歯が立たないんじゃないかなと思います。このリューターで何をやっているのかというと、バリ取りという作業です。先述のフライスとかボール盤で金属を切ったり穴を開けたりみたいな加工をすると、切断面にささくれみたいなのがいっぱいできます。小学校の図工の時間でノコギリで木を切ってなんか作ろうみたいな時間で、切った断面に紙やすりとかかけたと思いますが、それの金属版です。
180枚バリ取ったぞ褒めろお前ら
このバリというのは基本的に、切削加工ならどんな加工しても出るものです。当然バリ取り工程に回ってくる部品はいっぱいあります。というか
工程①→バリ取り→工程②→バリ取り→工程③→バリ取り……
ぐらいのペースで回ってくるわけです。そりゃあ必要な作業だというのはわかるよ?でもいくら何でも多いのよ。同じ部品を一日で180枚とか回ってくる、一週間じゃなくて一日でこの枚数です。いくらなんでも流石に嫌になってくる。それが二週間も続いたらそりゃあ慣れるし上手くもなる。
あと、研修生だからとりあえず簡単だけどめんどくさい工程振っとけみたいな感じもある。まあそりゃあさ、そんなに大したことできるわけじゃ無いよ?でもこれでも研修という名目で配属されてるわけだからさ、色々な事経験しといた方がいいんじゃないの?俺二週間同じことやってて良いの?ってなるわけです。研修終わった後何が身に付きましたか?効率的なバリ取りですってあまりにもお粗末だろうと。
ジャ●プの後ろの通販広告に載ってる腹筋鍛えるアレ
リューター一日中握って作業してるわけですが、回転してるから当然ビリッビリと振動が来るわけです。握ってるものがブルブル震えてるわけだから持ってる方は当然、それを支えなけりゃなりません。これが地味に握力を消耗する。一日の仕事終わったころにはもう前腕プルップル震えるし指先はガタガタです。
よくジャ●プの後ろのほうに載ってる、お腹に巻いておくとブルブル振動して腹筋6つに割ってくれるってやつ、あれを腕で8時間やってる感じです。
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あれ使ったこと無いけど実際に効くんですかね?ちなみにMaEmは168cmに48kgという超ガリ体系の細腕マンなのでこの振動がまあキツイ。ある程度自前の筋肉持ってれば楽になるのかな?
逆位相の振動をぶつけて無力化しただと!?
なんか敵の必殺技を破った時みたいな感じの見出しですが、作業があまりに単調すぎて考えてた益体もない事、リューターの回転と逆方向に回転する重りをリューターの中に仕込んだら振動を吸収して疲れないんじゃないか?と。
まあ考えただけで、パーツ数が増えて本体が高価になる、機構の複雑化で持ち手が太くなり握りにくくなる、故障も増える、何より重くなるから筋肉への負担は結局変わらんという結論に落ち着きました。つまんねー
ちなみに、逆位相の振動をぶつけるというのは音楽関係で結構面白いことが出来て、元の楽曲とカラオケ音源をぶつけると、ボーカルだけが抜き出せるという技術があります。そのうち記事を書くのでおまちください。
あとパーツ数が増えると高価になり複雑化して故障が増えるというのはMaEmの機械に関する哲学です。シンプルイズベスト、必要な機能に絞って実装したほうが結局強い。blueblood本編もそういう考えのもとに書いてるので、その辺踏まえて読んでいただけるとちょっと面白いかもしれません。
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