一週間の座っての研修が終わり、来週から製造研修です。働きたくねえでもお金は欲しいMaEmです。クズですね。クズですごめんなさい
クズなので売名がしたくて自分の創作の刺激が何か欲しいな、ついでに他のネット小説家の皆さんとも交流がしたくて、ツイッターでこんなタグでつぶやいたらいっぱいRTされました。ありがとうございます。さすがにRTが多すぎて全部はまだ追い切れていないのですが、楽しく読ませていただいています。駆け出しぺーぺーペーネロペーって感じの小説家には眩しくて直視できません。そんな中でも特にMaEmの性癖にぶっ刺さったタイトルがあったのでご紹介させていただきます。
作者:あーてぃ氏
タイトル:STEEL!! KISS -A.D.2131
完結済み、R15描写アリ
作者様コメント
”現実世界から続くWWⅢ後の西暦2131年にもファンタジーRPGに定番の《ギルド》《戦士》《怪物》が存在する物語を書くつもりでしたが…『パワードスーツを装着した主人公とA.Iの《相棒》による”廃墟の街に潜む正体不明の敵”とのスマートさとは無縁の泥臭い死闘』といった内容になっています。
1話2000~2500字程度?、3分アニメ感覚でお読み下さい。 小説執筆初挑戦作品となります。
合う?合わない?は、1~5話までご覧いただいた上で判断いただけますと…非常に嬉しいです(´ω`)
英ルビが出ますのでPC閲覧(スマホ・タブレット横向き閲覧)推奨です。
“なろう”会員様以外にも感想欄開放していますので、お気軽にコメント下さいませ!!
※WEBアマチュア小説大賞 一次審査突破 ”
行間から漂う血と火薬と駆動部の焦げる臭い
『パワードスーツを装着した主人公とA.Iの《相棒》による”廃墟の街に潜む正体不明の敵”とのスマートさとは無縁の泥臭い死闘』
まずこの時点で大好物だという方、いますよね。というかMaEmのことです。これだけでご飯三杯イケそう。あんまりMaEmがベラベラと喋るよりは皆様で実際に読んでもらった方が良いとは思いますが、デッカイ動甲冑に12.7ミリを握らせて走る、狙撃する、罠を張る!AIの相棒は索敵する、観測手する、ご主人様の小粋なジョークにはちょっと反応が鈍い!可愛いにも程があるぞ
そしてジョークには反応が鈍いんですが、この二人?がまあ喋る喋る。どこからどう見ても絶体絶命な状況でもハリウッド映画的なノリが続くので読み手にストレスが溜まらない。こういう小粋な掛け合い描写、憧れます。
更に、随時挿入される相棒のAIが補足説明を書き加えた周辺地図(という設定)がストーリーの流れの把握を補助してくれます。こういった描写から、自分が戦況を適時把握し次の行動を選択するような臨場感・没入感が味わえます。
綿密に練りこまれた近未来の世界情勢
5話に1話のペースで「この世界が何をどうしてこうなった?」みたいな解説が入ってきます。が、これがまた綿密に練りこまれている。西暦2131年が舞台のこの話ですが、西暦が(一応)続いている世界で現実世界の延長線上にあるという事になっています。第三次世界大戦後の世界という事なので一部の国家が滅亡したりはしていますが、基本的には実際の国際情勢の中でテロリズムなどから始まるWW3の後どうなっていったか?という風に世界設定がなされています。
……というと何だか小難しそう、俺新聞の国際欄とか読まねえし歴史の授業中寝てたわ。という皆さん、ご安心ください。世界そのものは綿密な設定の下描かれてはいますが、本作の主題はあくまで
『パワードスーツを装着した主人公とA.Iの《相棒》による”廃墟の街に潜む正体不明の敵”とのスマートさとは無縁の泥臭い死闘』
です。正直この世界解説は流し読み程度でも本編は十分に楽しめます。でも折角だから作中の世界観を十二分に楽しみたいじゃない?こういう歴史とか地理の話が苦手だって人は、とりあえず世界地図一枚用意して、「核抑止論」「非対称戦」「核の冬」あたりのワードをググりながら読むとより楽しめるのではないでしょうか。
一話の短さから来るネット小説との相性の良さ
一話ごとの文量が2000~2500文字という事ですが、これがまた良い。MaEmはあんまり面白かったので、仕事に支障が出ないように二日に分けて一気読みしてしまいましたが、これくらいの文量ですと寝る前に一話ずつ読んでみよう、とかちょっと電車やバスの時間待ちに読み進めてみようなんてことが気軽にできます。スマホ開けばパッと読めるというのがネット小説の利点ですが、そういったニーズとも上手く噛み合っているのではないでしょうか
ケルベロス-地獄の番犬
どうやら作者のあーてぃ氏は、この映画に影響を受けているとのことです。
MaEmは残念ながらこの作品は未試聴なのですが、なるほどこれは良い雰囲気の映画。どうやら「スカイ・クロラ」や「攻殻機動隊(旧劇場版ね、新劇場版ももちろん好きだけど旧は旧で大好きです)」の押井守監督の初期作品の一つだそうです。今度ツタヤで探してこよう。
余談ですが機関銃の銃身ってなんで交換しなきゃいけないの?っていうと熱膨張って知ってるか?銃身の過熱によるものとライフリングの摩耗です。大口径の機関銃連射してれば当然熱が発生するわけですが、その熱に晒された銃身は熱で歪むのと同時にライフリングが急激に摩耗するのでロクすっぽ命中しなくなるというわけです。制圧射撃なら多少命中精度無くても良いだろという考えもありますが、銃身からガスが漏れるほどになったらこれは流石にマズい。
あとコックオフという現象が起きます。銃身が熱すぎて他の弾薬が勝手に爆発してしまうとう現象ですが、対策しようと思ったら連射速度を落とすか、先程の動画の通り銃身ごと取り換えちゃうのが手っ取り早いというわけです。そういえば押井監督、攻殻でも銃身交換の描写があったな。詳しくは皆さんも見てみてください。
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It’s our turn! Yes my master!
以上、「あーてぃ」氏の「STEEL!! KISS -A.D.2131」レビューです。まさに「俺はこういうのが読みたかったし書きたかったんだ!」という内容にドンピシャきた作品でした。投稿日時見ると、2018年2月から投稿開始で、約1年かけて週1~2くらいの投稿ペースで完結まで投稿していたようです。やっぱ途中で投げずに一定のペースで投稿し続けるって凄いですね。見習って自分の作品もガンガン書いていきたいと思います
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MaEm
コメント
この度は拙作に過分なレビューいただきまして誠にありがとうございます
正直、作者の私が思いつかなかった視点を色々と教えてくださった、こちらのレビューは「宝物」だと思っています。
なにせ小説初執筆、色々とお見苦しい点が多々あったと思います。付け加えるなら、おそらくMaEm様にお読みいただいた時点で、37話(瀕死の中での二度目の狙撃)だけが改稿が間に合ってなかったのが重ね重ね残念です(-人-;)
では、改稿完了しましたらこちらのブログにも頻繁にお邪魔させていただきます、否応無しです( ‘ᾥ’ )
でわでわ一旦失礼させていただきます!!
追伸 壱:
「ケルベロス 地獄の番犬」ですが(;´Д`)
正直オススメできないです…
https://twitter.com/w_fall_taki/status/1001112549914361856
こちらのツイートにありますよう…ほとんど台湾の田舎でエビ食うだけのロードムービーです(;´Д`)冒頭と終盤だけが見どころっていう…古い実写なので絵もザラツイてますし…ツタヤも置いてあるのVHSかもです。
Youtubeで字幕付きですが全編ありました(https://youtu.be/5Erna6H-w_o)。
どうせ見られるのでしたらアニメですが、ケルベロスと同じ世界軸を描いた「人狼Jin-Roh 」(https://youtu.be/tmmoBsMw5w0 ←予告編)をオススメします。掛け値なしの傑作です。
追伸 弐
拙作「STEEL!! KISS -A.D.2131」…隠し(トゥルー?)エンディングには辿り着かれましたでしょうか???